きままに図書館

年間120冊ほど本を読む”本のむし”です。心に染みた本たちの備忘録&ご紹介をしていきたいと思います。ネタバレありますのでご注意願います…!

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

東野圭吾「ナミヤ雑貨店の奇蹟」感想・相関図

こんにちは、おはるです。コロナウイルスの影響で図書館が閉まっているので家にある本を片っ端から再読しております…殺人系などの残酷な話は2回読むのはきついので、ほっこりするものや笑える作品を中心に読んでます。今日はその中でも大好きな「ナミヤ雑貨…

『白夜行』感想・ネタバレ

感想・ネタバレ・伏線回収 発行部数200万部以上の超人気小説で、2006年には山田孝之・綾瀬はるかでドラマ化、2011年には高良健吾・堀北真希で映画化されています。 内容(「BOOK」データベースより) 1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。容疑者…

西澤 保彦『七回死んだ男』感想

西澤 保彦『七回死んだ男』 著者西澤さんは高知大学経済学部教務助手や土佐女子高等学校講師などを勤めるかたわら小説を執筆。江戸川乱歩賞や小説現代新人賞などに投稿を続けていました。 『七回死んだ男』は第3作目で、第49回日本推理作家協会賞(長編部門…

『そして、バトンは渡された』家族構成の変遷・感想

瀬尾まいこ『そして、バトンは渡された』 私には五人の父と母がいる。その全員を大好きだ。驚きのストーリーの本作品は2019年の本屋大賞受賞しています。瀬尾まいこさんは、2001年「卵の緒」で坊っちゃん文学賞大賞を受賞し、翌年単行本『卵の緒』で作家デビ…

三島由紀夫『命売ります』感想とネタバレ・登場人物

『命売ります』三島由紀夫 三島由紀夫は東大法科を経て大蔵省に入るりますが、まもなく退職。『仮面の告白』によって文壇の地位を確立します。以後、『愛の渇き』『金閣寺』『潮騒』など、次々話題作を発表しました。本作品は、1968年、週刊誌『週刊プレイボ…

『夜は短し、歩けよ乙女』森見登美彦/あらすじ・ネタバレ・感想

『夜は短し、歩けよ乙女』森見登美彦 2006年に山本周五郎賞受賞、2007年の本屋大賞では2位を獲得した作品です。本作品は『四畳半神話大系』しかり、かわいい女性に恋をするちょっとおバカな大学生の恋愛物語です。恋愛物語と書いてしまいましたが、そんな甘…

アイネクライネナハトムジーク/伊坂幸太郎/あらすじ・ネタバレ・感想

『アイネクライネナハトムジーク』伊坂幸太郎 本作品は2015年(第12回)本屋大賞にノミネートされ、第9位となりました。6作品の短編小説が収録されており、各短編は微妙に繋がりがあります。「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」とはドイツ語で「Eine kleine…

有川浩『塩の街』あらすじ・感想

『塩の街』有川浩 第10回電撃ゲーム小説大賞『塩の街wish on my precious』で2004年デビュー。2作目の『空の中』が恩田陸・大森望氏はじめ読書界諸氏より絶賛を浴び、『図書館戦争』シリーズで大ブレイク。他著作に『植物図鑑』『阪急電車』『フリーター、家…

東野圭吾おすすめランキングTOP10!明日からファンになること間違いなし

東野圭吾おすすめランキング!TOP10! ほぼすべての東野圭吾作品を読破した私が選ぶおすすめ10作品をご紹介いたします!! 小説の中の空気感や登場人物の心情が丁寧に書かれているので、普段あまり本を読まない方でも読みやすく、本にはまるきっかけに…